親子のポケモンGO

小学校低学年の息子に色々教わりながら、ポケモンGOを楽しむおじさんのブログです。

ポケモンの進化と子の成長

『子供が学校に行かず、自宅にいる』

この状況にお困りの全国の皆様、主にお母さん、いかがお過ごしでしょうか?

 

偶然任天堂スイッチを手に入れた我が子は、既にストーリーを終えて『大好きなポケモン個体値厳選』に入っている模様です。

僕は最近のポケモンはさっぱりなので後ろから見ていることが多いのですが、ホントにグラフィックにしても仕組みにしても、今のゲームはすごいですね。

ゲームボーイの白黒画面でまったり楽しんでいたのが嘘のようです。

 

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ポケットモンスター赤でしたね、最初に僕が手にいれたのは…w

 

今回のお話は、そんな子供のゲーム画面を後ろから見ていた『ママのひとこと』がきっかけです。

 

え? それ元々ヒトカゲだったの?

「ほら、もうヒトカゲ最後まで進化したんだ」と誇らしげに画面を指さす息子。その言葉にママが驚きます。

「ねえ、あのかわいらしかったポケモンがそのドラゴンみたいなやつになったの?」

「それ元々ヒトカゲだったの?」

 

そうです、彼女がドラゴンと呼ぶそのポケモンはもちろん『リザードン』です。

本当の意味での『ポケモンエンジョイ勢』の彼女は、当然のように「ヒトカゲリザードリザードン」の進化形態を知らなかったんですね。

 

「そうだよ、かっこよくなったでしょ」と自慢げな息子とは裏腹に、妻(ママですね)はショックを受けている模様です。

「かわいくて好きだったんだけど、そんなゴッツいイメージのカタチになっちゃうのかあ…」というママの言葉に息子はしばらく考えを巡らせている様子です。

 

そりゃそうだ、御三家と呼ばれるポケモンたちは3段階の進化をしますが、「かわいらしい」から最後は「強そう」な形態に姿を変えることが多かったりします。

 

進化してもかわいいポケモン

「なんだ、ママ。進化しても弱そうなポケモンが好きなのか」と息子。

なかなか賢いじゃないか、『強い弱い』以外の観点でポケモンを見ている人もいるってことに気付いたようです。

ただちょっと違うぞ、弱そうなんじゃなくて「かわいらしい見た目」が好きなんだぞ、と教える父親の出番が来ました。

 

「そうかあ、じゃ、ママは御三家だとこれがいいんじゃない?」

 

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ああ、確かに。最終進化系でも「やさしそう」なポケモンだ。

 

息子が提案したのはこちらのメガニウムでした。

確かにそうですね。チコリータからベイリーフになり、最終のこちらの姿になっても『安定した愛嬌』があるような気がします。

 

ママの反応としては「なんかちょっと違うけど、確かに優しそうなポケモンねえ」とのことだったので、まずまずの提案のようです。

この場はこれで話は終わりました。

 

御三家の進化

夕食後の洗い物もすっかり終わり、妻と軽くワインなんか飲んだりする時間のことです。

※ 外に飲みに行く機会が減った分、「夫婦飲み」と「会話」が増えましたw

 

「ねえ、今日のヒトカゲのことだけどさ」と妻が言います。珍しくポケモンの話題なんて振られた僕は少し驚きです。

ポケモンって進化するとみんなゴッツくなるの?」そういう妻に僕はポケモンGOの画面を紹介します。でも、なんで突然妻はこんなことを言い出したのでしょう。

 

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こちらも御三家の進化の形態

 

わかりやすいように、ポッチャマからの進化を妻に見せてみました。

ポッチャマ自体は妻も「可愛らしいペンギンじゃない」なんて言ってたのを思い出したのでこれを見せたわけなんですけど、やっぱり彼女はちょっとショックなようです。

 

「こんなかわいかったポケモンが最後は、こんな悪そうなお面つけたボスペンギンみたいになっちゃうのかあ」

 

ちょっと選択をミスったのかなとも思いましたが、シンオーの御三家で言えばヒコザルにしても、ナエトルにしても、最後はやはり『強そう』なポケモンに変わります。ドダイトスに至っては『何人か踏みつぶしてそう』な貫禄まであります。

 

「どうしたの? 急に」と僕は訊いてみることにします。

 

子供の成長

「最近ね、昔の息子の衣服処分しようと思って片づけてたんだけど、なんだか昔はこんなにちっちゃかったのに、今は大きくなったなあって思ってさ」と妻は言います。

 

確かに、思い返せば彼の成長ってとんでもないスピードに思えます。

ソファの上によじ登るのが一苦労だった彼は、今ではひとまたぎで飛び乗り、そこからどれくらい遠くにジャンプ出来るかをチャレンジし、そして妻に叱られるという元気いっぱいのルーチンワークまで出来るようになっています。

 

「男の子だしねえ、そのうち親とも遊んでくれなくなって、声変わりして、ヒゲも生えてくるぞ」と僕は言います。

「ちょっとやめて、まだ想像したくないなあ」

「それこそ、ポケモンの進化みたいに、気づいたら、エンペルトになってるし、リザードンになるんじゃない?(と画面を見せてみました)」

「そうよねえ」と妻。

 

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2段階目までかわいらしかったのに、最後はバズーカまで生えてくる例もありますしw

 

「これなんて、最後はバズーカ生えてくるんだよ、進化っていうか人体改造だよ、もはや」との僕の言葉に、少し酔った妻はケラケラと笑います。

 

「もしかして、成長と共に何か、自分の武器を持つっての暗示じゃないかしら?」

「え? ポケモンの進化ってそんなテーマが隠されてたの?」僕も少し楽しくなってきました。

 

スマホの画面を見せながら夫婦で深酒をしました。色々な進化形態を見せながら二人で「どんな子に育って欲しい」とか「こうだったらいいなあ」とか、親の都合での妄想を話し合ったりしてみました。

 

ポケモンのおかげで少し家庭が円満になった気がした夜でしたw