親子のポケモンGO

小学校低学年の息子に色々教わりながら、ポケモンGOを楽しむおじさんのブログです。

うまくいかない時の心構え

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ずっと順風満帆だったという、一部の方を除けば、大抵の人は失敗をしたり、挫折したりを繰りかえすのが人生なんてものだと思います。もちろん僕もそうです。

 

現在小2の息子が「失敗のない人生」なんてものを過ごせるなら、是非そうあって欲しいとは思いますが、まあ無理でしょう。

 

そんな時に大事なのが、「うまくいかない時の心構え」これじゃないかと思っています。

 

これから何度も味わうであろう挫折に対して、どうやって構えていくのかな、心折れたりしないかな、とちょっとした親心で見守っているところですが、幼稚園児だったころと違って、少しずつ変化があるように思えました。

 

うまくいかない状況

ポケモンGOと言うゲームに夢中な彼(息子)ですが、ゲームなので当然色々な失敗だったり、「思うようにいかないシーン」があるわけです。

 

・とても欲しい色違いポケモンがあるが、全然出てこない。

・レイドバトルで高個体値と対面。しかし捕まえられない。

・育てたいのに、そのポケモンが出てこない。アメが足りない。

 

ちょっと思い浮かんだだけでこれだけあります。言ってしまえば、ゲームって究極のところで「うまくいかなさ」を楽しむものでもありますから、これはもう仕方のないことです。

 

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ずっとラッキーが続くことはないですし…

 

幼稚園年少以前からポケモンGOを触っていた息子も、そういった状況に都度直面してきました。

 

第一段階:泣きわめく

子供の成長なんて早いものですが、「うまくいかない時は泣きわめいてたなあ」という記憶は強烈に頭に残っています。

 

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火がついたような泣き方でしたねえ

 

以前書いたこともあろうかと思いますが、伝説のポケモンに逃げられたときは、何か身体的な危機でもあったのか? というくらい号泣です。「頼む捕まってくれ!」と祈る気持ちは親の方が大きかったくらいでした。

 

レイドバトル終了時の捕獲タイミング。まだボールスローが下手くそだった息子は明後日の方向に投げ続けます。「ああ、どうしようあと1球だ」とハラハラしていると、最後の1球も当然斜め上に跳んで行きます。

 

親は天を仰ぎます。ああ…、もちろんその瞬間絶叫に近い号泣が聞こえます。

 

何言っても、どうやっても泣かれたなあ、という記憶がはっきりと残っています。 

 

第二段階:人の力でどうにかしようとする

一目でお分かりいただけるように画像貼ります。これ僕のスマホスクリーンショットです。 

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なんというわらしべ長者。一回でゴールです。

当時の息子はひとつ恐ろしい習慣を身に着けました。彼がまだ自分用のスマホ持っていなくて、自宅WIFIを使ってipadでゲームをしていた頃です。

 

  • まだ僕が起きてない時間に起床します。
  • こっそりと僕のスマホを寝室から持ち出し、ポケモンコレクションをチェックします。
  • 目ぼしいポケモンを見つけると問答無用で交換します。

 

貴重な伝説ポケモンたちが、毎朝1匹ずつ誘拐されるという恐ろしい時期でした。

まあショックはショックなんですけど、この冒険ノートを見たときに最初に感じたのは「成長したなあ」という感想でした。

ただただ泣きわめいていた時期が終わり、どうにかしてゲットしようするなんて…と思ったわけです。ああ、なんという親バカ。

 

この時期ですかね、一緒にレイドバトルに参加した際には、自分の成果だけではなく僕の成果も異常に気にするようになりました。

そりゃそうだ、僕がゲット出来たかどうかは重要ですからね。後でもっていく保険みたいなものです。

 

第三段階:強がる&努力する

 

先日の僕のツイートがこちらです。

 

 

 最近はですね、「強がり」も言えるようになりました。

まあ、ただの強がりなら誰でも言えたりするのでしょうけど、今回の彼の場合、こっそりと『おこう』を使い、別の部屋に閉じこもって必死で画面をタップしつづけていました。ふふふ、パパは見てたんだぞ。

 

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この色違いも欲しかったらしく、必死でタップしていました。

 

強がった上で努力も出来るようになるなんて! とまたまた親バカな父親になりましたが、やはり少し嬉しかったです。

そうです。このマインドってすごく大事なんじゃないかなあと思ったのです。

 

うまくいかない時の心構え

「ただ泣きわめく」→「手段はどうあれ、人の力(資源)で目的を達成する」→「(強がりつつも)自分でなんとかしようとする」

 

こんなプロセスを経ている状況って、これも立派な成長なんだろうなあと思ったりしました。僕みたいなおじさんになると、一周回って「人の力で目的を達成する」という安易でラクチンな手段に戻っちゃったりもするのですが、なんにせよ

 

うまくいかなかった時になんとかする心構え

 

これってすごく大切なことなんじゃないかと思ったのです。

子供の成長は早いです。渦中にいると感じられないこともあったり、いつの間にか遠い記憶になってしまうことも多々あるのですが、ひとつの物差しで思い返すと「おお、ちゃんと成長してるんだなあ」と感慨にふけることも出来たりします。

 

我が家の場合、もちろんその物差しはポケモンGOです。

このままどんな成長をしていくのか、今から楽しみだったりします。今回、最後まで親バカな記事です。

 

ポケモンで覚える日本語

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大人になっても思うのですが、日本語の言い回し・慣用句ってのはなかなか難しいものがあります。

説明を受けて「なるほど、そういうことか!」と気づけるものはまだいいのですが『風が吹けば桶屋が儲かる』なんて子供に言っても、『桶屋? なにそれ?』と訊かれる確率100%です。

 

ただ、そういった昔の言葉を今は全く使わないか? と言われるとそうでもなかったりします。先日もニュースで出てきたのが『こけら落とし』でした。

 

こけら落としってどういう意味?」

 

と子供に訊かれて、何かの施設がオープンした時のことだよなあ、まではわかっていたのですが『こけらってなんだ?』と慌ててWIKIPEDIAのお世話になりました。

※ 正確には天井のある施設が初使用されることを意味していて、こけらは木片のようですね。

 

さて、ポケモンの世界においても様々な日本語が登場します。

子供はもちろんそれを日常会話に取り入れて使っていたりするのですが、ポケモンから語彙を増やしていくこともあるんだなあ、という記事です。

 

日本語① ありじごく

任天堂スイッチを手にいれた小2息子ですが、

「公文の宿題である、国・英・数を1セット終わらせると90分やってよい。その後追加で宿題を終わらせられれば、1セットごとに60分ずつやってよい」

という我が家ルールで運用されています。

 

ところが「ポケモンソード」のゲーム上では一通りやることが終わってしまった彼には、以前ほどの熱意はありません。

「うーん、あとは図鑑埋めくらいだしなあ」と早々にスイッチでのプレイを諦め、制限のかかっていないポケモンGOを手にするパターンも増えてきました。

 

「宿題はね、スイッチの為にやるわけじゃないんだよ。自分の勉強の為なんだよ」

 

とママ(つまり妻)に叱責を受けて渋々デスクに向かう状況もよく見ます。そんな時に彼が呟いたのが

 

「うわ、宿題『ありじごく』だ」です。

 

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ポケGOには未実装ですが、彼らの特性のようですね。

 

ふと気になって「ありじごくって何か知ってる?」と訊くと「逃げられないこと」との返答がありましたので大意は知っているようです。また、これってポケモンの『特性』に存在する言葉のようですね。

ありじごく」っていうものが、実在する虫の捕獲方法で、逃げられない穴に落ちた蟻が食べられちゃう罠のような仕掛けのこと、と説明すると

 

「ひどい、そんなひどい方法で食べちゃうなんてずるいし、ひどい」

 

と驚いておりました。

自分が幼少期であれば、まず本物の「蟻地獄」を見た上で「蟻地獄のようだ」って言葉を使いだしたと思うんですが、そう言えば本物の蟻地獄なんて、今や見る機会もありません。今は言葉が先なんだなあ、と不思議な感覚になりました。

 

日本語② げきりん

「パパ『げきりん』ってどういう意味なの? ポケモンGOだとすごい強いけど」と訊かれたことがあります。

 

「竜という生き物がいて、彼らは本来優しいんだけど『ここだけは触られるとダメだ』というポイントがあって、その部分を『げきりん』って言うんだよ」

と教えたことがあります。これは知識として僕も知っていました。

 

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この技、確かに強いですね。

 

「すごい優しいのに、ここだけはダメだっていう場所?」

「そうそう、だから正確には『げきりんに触れる』って使い方をするから、げきりんそのものは技じゃないんだよ、ポケモンの世界では竜っぽいポケモンが怒ったときの技の名前だけどね」

こんなやりとりで納得してもらったことがあります。

 

この言葉は、実に恐ろしいシーンで使われることとなりました。

現在のコロナ騒ぎの中、子供は家の前の私道でなわとびをする日課があるのですが、お向かいさんのほぼ同年齢のお子さんも一緒にやるケースが多いです。

 

両家の母親とその子供、合計4人ほどで子供が縄跳びをする状況を想像してください。縄跳びの合間に子供たちが会話をしています。僕は窓からその光景を眺めています。

 

「なわとびってダイエットにもいいってママが言ってたよ、ママも本当はやりたいんだってさ」とお向かいさんのお子さん。

そのお母さんは、戸惑った顔をしています。そりゃそうだ。

 

「うちのママさ、体重●●キロなんだけどさ、ダイエットしたいのかなあ」と我が息子。

 

うわ、やっちまった、しかもリアルな数字だぞそれ。

と僕が驚くより先にママ(妻)が大声を出します

 

「ちょっと!!!」

 

本気で怒ったママに驚いた息子が

「うわー、ママのげきりんは体重だったあ」と逃げ出します。お向かいのお子さんも、鬼ごっこのつもりでしょうか、一緒になって走り出します。

困ったのはこちらです。この空気のまま自宅に戻ってくるとしたら、僕は彼らにどう接したら良いのでしょう。使い方は間違っていないような気がしますが、子供は恐ろしい…

 

日本語③ ばけのかわ

「『ばけのかわ』って鎧の名前?」と子供に訊かれたことあります。これもポケモンの特性から知った言葉のようですね。もちろん鎧の名前ではありません。

 

『ばけ』ってのは化けることで、普段の自分の姿を隠して何かになることを『化ける』と表現すること。つまり『何か都合の良いものに化けている状態の外側の皮』であること。

 

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お化けと言えばゴース!

 

小2息子は「本当の姿を隠す外側」と理解したようです、これもまちがってはいませんね。ここで珍しくママが登場します。

 

「そうよ、本当はダメなのに隠している人がいるとして、その人の本性がバレちゃったときに使う言葉よ。『化けの皮が剥がれた』って使い方が多いわねえ」

「出来ないくせに出来るってふりをした人がばれちゃった時だね」と息子。なかなかの理解力です。

 

「そうよ。本当はすごくだらしないくせに、結婚するまでそれを隠したりしている人がいたりするの。息子ちゃんも気をつけて」

もちろん彼女の視線はまっすぐ僕に向けられています。ああ、まるで刃物のようだ。

「デートしてるときは、洋服もちゃんとしてたんだけどね。結婚すると同じのばっかり着てたり、パジャマみたいな恰好で外に行こうとしたりする人もいるのよ」

 

困った。これは困った。変な汗が出てきました。

 

「そうか、結婚して『ばけのかわ』が剥がれちゃう人もいるんだね」と息子。

 

「あなたのパパよ」妻はあっさり暴露します。

 

「パパは結婚して化けの皮がはがれちゃったのか!」となぜか大喜びの息子。これも子供たちの会話に登場したりするんだろうなあ、と僕はしばらく絶望しました。

 

ポケモンで覚える日本語

ひと昔前であれば語彙が増える要因は、お友達だったりテレビだったりが圧倒的だったのかと思います。時代は変わってYOUTUBEだったりゲームだったりから、子供たちはボキャブラリーを増やしているのかも知れません。

そしてそれが我が家の場合、ポケモンGOでした。

 

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知らなかったんですが頭がいい設定のようです。

 

今回ご紹介させていただいたケース以外でも「なんとなくわかっているつもりの言葉」について、子供から意味を訊かれることも多くなってきました。

便利な時代になったもので、手元のスマホを少し触れば大体解決することも出来ます。子供からの質問をきっかけに、「なんとなく使っていた言葉」を理解するのも良いかも知れません。

 

また、ここまでお読みくださった方であれば、とっくにご理解いただいているものと思いますが、子供の発言には危険が伴います。

「なんとなく使っていた言葉」を説明した後は、適切な使用例を選択することをお勧めします。

 

好きなことをする生き方

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「お金を稼ぐ」ことについて、「どうやったらお金が稼げるのか?」子供とのやりとりを記事にさせていただきました。

そうそう、「誰かの為に役にたてばお金が手に入る」という説明をした記事です。

 

oyako-pokemongo.hatenadiary.jp

 

ゴールデンウィークも終盤となり、「ああ、もうすぐ会社(在宅ですが)かあ」と呟いてしまった僕に、小2息子が質問を投げかけます。

 

魔の連休明け

この情勢で贅沢は言っていられませんが、やはり連休明けの仕事というものは多少の絶望が伴います。夕食時にですね、ふと心の声が出てしまったわけです。

 

「あーあ、仕事始まっちゃうなあ」

 

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実際こんな感じですねw

 

それを見逃さないくらいには成長した小2男子。彼なりに疑問が浮かんだようでした。

「パパさ、誰かの役に立ってお金稼いでるんでしょ? イヤなの?」

あ、まずったな、と思っても時すでに遅しです。

親の立場としては、『働くこと』『仕事を持つこと』についてなるべくならポジティブに考えて欲しかったりするのが本音です。

なるべくなら、先入観なしで世間の荒波に突入して欲しかったりします。

 

子供とのやりとり

「だってさ、誰かに『ありがとう』っていってもらえるのってすごく嬉しいでしょ? それなのにイヤなの?」

 

なかなか困った質問です。ここは父親たるもの詭弁が必要かも知れません。僕は頭をフル回転させました。その場しのぎだけでなく、今後も使えるような言葉が必要な状況です。某経営者のような組織にとっては、有効な言葉かも知れませんが、こればっかりでも生きていくことは難しそうです。

 

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ずっとゴロゴロしていたい(本音)

 

まあ、実際に親になってみてわかったのですが、瞬発力を生かした思考が必要な状況って、割とあったりしますね。今回はそれでした。さあ、どうしよう。

 

父親の詭弁(と言えなくもない)

とっさに脳をフル回転させて導き出した答えはこちらです。

「『ありがとう』って言われるのはパパも好きだし、色んな人にそう言われたいとは思ってるよ」

まあそうです。それ自体イヤな人ってそうそう居ないと思います。

 

「でもね、どうせ『ありがとう』って言ってもらえるなら、パパの得意なことだったり、パパの好きなことだったりをして言ってもらいたいんだよ」

この言葉に嘘はありません。

 

「例えば、重いものを運ぶと喜んでくれる人はいるかも知れないけど、大きくなって力をつけたりしないと出来ないだろ? だから今得意だったり好きなことをして、誰かに言われたいんだよなあ」

 

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『働くポケモン』でまずイメージしたのがこれでした

 

子供の反応は上々でした。そうか、僕の得意なことが誰かの役に立つことだったりすれば、もっといいのか! と前向きな捉え方をしてくれているようです。よしよし、いい子に育った。

 

どうやって喜んでもらえるか?

「じゃあ、僕ポケモンで何か人の役にたつことをするよ」小2息子の決意表明がこちらでした。それまで黙っていた妻もポカンとしています。

 

まあひと昔前の僕が育ったころであれば、「何言ってんだ?」と叱り飛ばされるような内容かも知れませんが、今は時代が違いすぎます。実に様々な手段で生計を立てることが出来るようになったと思います。

 

「で、どうやってお金を稼げるの?」と心配そうな妻が子に訊きます。

 

「そうだなあ、レイド勝てない人につきあってあげたり、僕の持っているポケモンを交換してあげたりとか、バトルについて教えてあげたりさあ」

ああ、多分それで金銭やりとりすると色々規約違反だ、と思いましたがあえて言いません。

「あとは?」

「新しいポケモンのゲーム作ったり、ポケモン考えたりするよ」

なるほど、それならまだ現実的ですね。

「あ、でもやっぱりさ、やまださんみたいに、ポケモンの動画とか作って皆に喜んでもらえたりしたいなあ」

ほう、YOUTUBERですか。

 

www.youtube.com

 

そして、理想のYOUTUBER像はやはり、敬愛してやまない「やまだちゃんねる」さんのようです。多分、やまださんもあれだけの質と量を担保されているので「好きなだけ」ではやっていけない部分もあると思うのですが、それはここでは触れません。

 

好きなことをする生き方

まあ、こんな夕食時を過ごしていたのですが、やはり子供の言葉は時々刃物のように鋭かったりしますね。

 

「パパもさ、『好きなこと』やってお金を稼げるようになるといいよね、そうしたら休み明けでもイヤな気持ちにならないでしょ?』

 

なるほど、と思いました。今好きなことをやれる仕事か? と訊かれるとなかなか元気よく「はい!」と答えるのは難しそうです。あくまで手段としての仕事をしているのは間違いありません。100%イヤですか? と言われるとそれなりに喜びを感じる部分もありますが…、これは考えさせられる質問です。

 

友人に一時はプロデビューしたバンドマンがいます。「ビジネスな部分も考えなきゃいけないから、100%納得なんて到底出来ないけど、やっぱりバンド活動ってすごく好きだからさ」と酒席で語る彼のことを、当時からサラリーマンだった僕は羨ましく思っておりましたし、その時の彼はキラキラして見えました。

 

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好きなことで生計をたてられている方ですよね

 

今目の前でデザートに齧りついている息子。

彼が将来どんな手段で自立するのか? それは彼が決めることだと思います。「好きなことをして生活できるだなんて、そんな世の中甘くないぞ」それもひとつの真実かも知れませんが、現代ではそうではない選択肢もきっとありそうです。

彼には、本当に好きなことに没頭出来る人生を送ってもらいたい気持ちでいっぱいです。

 

僕と妻に出来ることはなんでしょうか?親としてやれることはなんでしょうか? 彼の選択肢が多くなるよう手助けだけはしてあげたい、そう考えました。

 

小2息子のポケモン映画評

小さなころからテレビを見せてなかったこともあって、小2の息子にとってのメディアと言えばipadでした。

 

また、僕自身が各種メディアサービス(プライムとかアレとかコレとか…)にかたっぱしから入会していた時期もありまして、彼の持っているipadは、どんな動画でも見れる魔法のアイテムでした。自分の幼少期にそんな環境だったりしたらと、想像するだけでパラダイス間違いなしですね。

 

当初は、電車に関する動画や機関車トーマスなんかを好んで見ていたのですが、やはり行きつくところはポケモンです。

長時間の動画にまだ耐えられなかった頃の彼にとって、30分(正確には23分くらい?)で1話が完結するポケモンの地上波は、まさにうってつけだったというわけです。

 

「ベストウィッシュの4話でさあ」と話しかけられ、全くわからないでいると、理不尽にがっかりされることも日常茶飯事でした。ほとんどのシーズン、ほとんどのエピソードで何があったか、すんなり記憶している彼の脳細胞が羨ましかったりしました。

 

そして劇場版へ

そんな長男ですが、段々と成長します。30分以上の動画も楽しめるようになってきました。当然のなりゆきで、次に彼が欲したのは「劇場版ポケットモンスター」です。

 

当然と言えば当然なのですが、地上波よりもコストがかかっている分、かなりしっかりと美しい仕上がりになっているようですね。そりゃ、子供も夢中になるんだろうなあ。「クレヨンしんちゃん」と並んで『涙がほろり』するシーンもあったりするようですね。

 

はい、ここで「ようです」とか「ようですね」と伝聞みたいな言い方をしましたが、実は僕はほとんどの劇場版を知りません。唯一見たのが「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」です。これは子供と一緒に4DXの映画館で鑑賞しました。今まであまり興味がなかったのですが、座席が動く、煙幕がたかれる、水しぶきが舞う、こんな要素であれだけ楽しめるとは思っていませんでした。

 

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映画版、大人が見てもカッコよかったなあw

 

どうだった? と夢中になってスクリーンを見ている息子に訊くと「すっごいおもしろかった」と彼も満足していたようです。

 

ちょっと前置きが長くなりましたが、今回は彼のオススメするポケモン映画2つと、彼が二度と見たくないと言っていたポケモン映画ひとつのご紹介です。

 

No.1「 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒

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はい、いきなり1位からご紹介です。

もちろんカントー世代の僕にとっても特別なポケモンです。彼にとってもミュウツーは特別なのでしょうか。

何か家事をしている僕、ipadを凝視している息子。そんな風景を想像してください。

「お、なんか見てるな」と思っていたのですが、息子は観始めのところでは不満そうでした。

 

「ねえ、パパ。ミュウツーがおばちゃんの声になってるんだよ」

と声優をされていた高島礼子さんに最大限の毒を吐いておりました。僕も『あの高島礼子さんが!』というのは知らなかったので、なんでだろうねえなんて呑気な事を言って家事を続けておりましたが、突如彼の号泣する声で、食器洗いか何かを中断するハメになりました。

「おいおい、なんで泣いてんだ?」と訊くもしゃくりあげていて説明が難しいようです。ストーリーの全容は理解しておりませんが、どうやら『泣きのシーン』だったようです。

 

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イベントでゲットしましたが、フォルムがたくさんあるようですね。

 

まあ、そんなことはありましたが、

「うーん、やっぱり一番好きなのはゲノセクトの映画かなあ」

と今でも言っておりますので、悲しいシーンはあれど、彼にとってNo.1の映画のようです。僕はよくストーリーがわかっていません。

 

No.2「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」

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やはり、映画館のスクリーンで見るのは特別なのでしょうか? 親子で行ったこの映画が第2位とのことです。

 

僕自身がホント読解力がなくて申し訳ないんですが、僕自身は『ミュウはいったい何しにきたんだ?』と思いながら鑑賞しました。まあ、それは些細なことで、壮大なテーマだし、子供にはまだ早いかな? とも思ったのですが楽しんでもらえたようで何よりです。

 

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ふらっと遊びに来たんでしょうかねw

 

ギャラドスがザッパーンって泳ぐときに水がパシャーって出たんだよね」と4DXの強みも記憶しているようです。

 

ネタバレになるのであまり詳しいことは申し上げられませんが、「現代の技術を使うとこんな風になるのか!」と感動するくらい、すさまじい画面の表現力です。

そして、もちろん、サトシくんがアレして、ああなってしまうシーンでは息子は少し泣いていました。何度見てもピカチューがアレするシーンはほろりとするようです。

うん、確かに名シーンだ。

 

もう見たくないNo.1「ミュウと波導の勇者 ルカリオ

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「ねえ、パパこの映画が出てこないように出来ないかなあ」

なんのこっちゃと思って話を聞いてみたところ、『選択肢としてそこにあることすら辛い』とのことです。つまり、「ポケモン」という単語でネットサービスを検索しても画面にすら登場して欲しくないようです。

ちょっとつまらない映画だなあ、という感想だったら別にそこまで思わないはずですので、疑問に思った僕は妻にきいてみました。

 

「ちょっと! その映画絶対見せないでね、毎回毎回ひきつけおこすくらい号泣するから!」とのことでした。

 

どういう事? と思って息子につっこんで訊いてみると「わかっていても毎回号泣してしまう、ただ選択肢としてそこにあると、どうしても見たくなってしまう』映画のようですね。なんという依存性中毒性のある映画でしょう。逆に気になってきました。

 

理解出来るのも成長

僕自身は記憶にないのですが、幼かった頃「フランダースの犬」を見て号泣したことがあったようです。

息子は僕の幼少期に輪をかけてよく泣くのかも知れません。悲しいシーンには、こちらが心配になるくらい共鳴するタイプの可能性もあります。

 

ただ、そうやってストーリーに共鳴出来るようになったのもひとつの成長だと思うのです。もっと幼いころに『ラピュタ』を見せたことがありましたが、空中戦するシーンだけを見たがり、他のシーンは全て早送りさせられました。

 

それが30分の物語を理解し、30分ものを2話連続で見れるようになり、今では映画を楽しんでおります。

「ちょっと感受性が強すぎるのかも、あんなに映画見て泣く子っているのかな」と妻はいいますが、呑気な僕は「誰かの気持ちがわからないよりは、全然いいんじゃない?」と答えています。

 

ジムバトルに見る子供の成長

基本的に課金はしない方針で、親子でポケモンGOをしています。

ですので、ボックスの拡張だったり、孵化装置の購入だったりは、ポケコインを稼がないと不可能です。どうにかしてポケコインをゲットしないといけないわけです。

 

はい、このゲームで課金を覗けば唯一の金策、それはもちろんジムバトルになります。

 

・ボールを投げるのが楽しい

・色んな種類のモンスターがいる

 

これだけを楽しみにしていた息子が、『戦う』ということを覚えます。そして『戦うことによってお金がもらえる』。更に『もらったお金で色々買える』ことを知ります。そうなると、もうジムバトルに夢中にならないわけがありません。

 

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ジムバトルと言えばハピナスですね。必ずいる気がしますw

 

幼稚園の年少時代から、パパのスマホを我が物顔で占有していた息子とジムバトルの歴史は結構長かったりします。今回はそんなお話です。

 

ジムバトルデビュー

彼がジムバトルの存在に気付いたのは、はパパ(つまり僕)がタップ連打をしている様子を見てのことでした。

 

「なにやってるの?」そう言った息子に、渋々説明します。彼は目を輝かせます。なんと、自分のゲットしたポケモンたちが、敵を倒すのです。そして、倒すことによってお金が手に入るなんて! これはもうやらないわけがありません。

 

その頃の彼は、ジムに1体は配置してあるハピナスに対して、CPの低いキングラーだのカブトプスだので立ち向かい、返り討ち、もしくは時間切れ確定の勝負を繰り広げておりました。

 

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なぜかハピナスに特攻させられたりしていたキングラー

 

当時は僕のアカウントでプレイしていましたので、僕の手持ちのポケモンたちは次々と瀕死状態になっていきます。『きずぐすり』も『げんきのカケラ』も、物量は尽きていきます。

そんな状態でしたので、僕も通勤の行き帰りは意地になってポケストップをまわす日々でした。

 

属性について学ぶ

そんな日々を送っていると、息子なりに考えるわけです。

 

「パパあのピンクのやつ(ハピナスですね)は、どうやったら倒せるの?」

 

ポケモンそれぞれには属性というものがあることを教えます。それほど詳しくなかったし、今ではすっかり知識面で子供に置いていかれているのですが、ハピナスは『かくとうポケモン』でないと、倒すのが難しいことを伝えます。

 

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そうです、このマークのことです。

「このマークって属性のことだったんだ!」と彼は目を輝かせます。

 

そこからの知識吸収はすさまじいものがありました。とっくに退化した僕の脳と子供の脳は、全くの別物だということも思い知らされました。単純に本体の属性が有利なだけではいけないことも覚えます。

「草ポケモンなんだけど、水の技が出せる」つまりこんな感じで、技にも属性があることを知っていくのです。

 

冗談のような本当の話なのですが、彼が初めて読めるようになった平仮名は自分の名前ですが、2番目に読めるようになったのは「こうかはばつぐんだ」という文字でした。

1文字ずつ読んでいるわけではなく、全体で認識していたようでした。

 

回避を覚える

さて、属性について学んだ息子ですが次なる壁にぶちあたります。

いくらカイリキーでハピナスをボコスカ殴っても、マジカルシャイン一発で体力を異常にもっていかれるのです。

「パパ、これってしかたないの?」

 

そこで、僕はバトル時の回避を教えます。そうだったのか! と目を輝かせる幼稚園児は、カイリキー1体でハピナスを落とせるようになります。

「パパ、なんか違う技が出たみたいだけど避けたんだ」と教えてくれた画面をのぞきこむと、それは『はかいこうせん』でした。『マジカルシャイン』とうい文字列を、やはり全体で認識していたため、違う技だ、と気づくことが出来たようですね。

 

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今でも冷蔵庫にはラミネート加工した属性の相性表が貼ってあります。

うんうん、避けられる攻撃は全部避けてしまおう。僕のポケモンたちがこれ以上瀕死にならないのなら、と喜んで教えます。

 

現在のジムバトル

はい、こんな感じでジムバトルに接してきた息子ですが、当初と変わっていない部分と変わった部分があります。

 

・基本的に非課金

これは変わっていません。ですので欲しいものがあった場合ポケコインを稼がなければなりません。

・知識

恐ろしい速度で吸収した知識を存分に生かしております。最小の労力で最大の効果を得ることをよくわかっているようです。親よりも遥かに詳しく網羅性まであります。

・テクニック

僕よりも遥かに素早く反応して、ポケモンたちを大技から回避させています。

・アカウント

当時と違って、自分用のスマホと自分用のアカウントを持っています。

 

こんな感じで親子でジムを奪取しに行ったりしていますが、少し疑問に思うことがありました。必ず最後のとどめは父親(僕)にやらせる、という不思議なルールが存在しているようなのです。

「じゃ、パパ、僕このまま一回抜けるから、このまま最後のやつやっつけて、ポケモン置いてよ」

「お、いいぞ」

ハピナスかラッキーね、それ置いて」

というのが毎回のことでした。先日理由をきいてみて、ちょっと驚きました。

 

 

「だってさ、ジムを落とした人が最初にポケモン乗せられるでしょ?」と息子は答えます。うん、そりゃそうだ、それが何か関係あるのか?

「ジム落とされちゃうときにさ、パパの方が先に落とされちゃうってことだから、僕のポケモンのほうが後になるから、パパよりポケコイン多く稼げる可能性が高いんだよ」

おい、そういう理屈だったのか! それでいつも僕に先に置かせるようにしてたんだな。

 

「しかもパパのポケモンが壁になるようなハピナスとかラッキーだったらさ、時間も稼げるし、僕のポケモンがそれだけ長い間置いておけるっていうことだから」

 

色々な疑問が解消した瞬間でした。

 

ジムバトルに見る子供の成長

なんかこずるい作戦だなあ、と少しは思ったのですが、実はかなり感動していました。

最初はわけもわからず、戦闘に向いていないポケモンを使い、負けを繰りかえしていた彼が、属性も理解し、最短の労力でジムを奪還しています。

更にですね、奪還した後のことも考えて、父親のポケモンを先に置かせ『自分が少しでも長くジムを占有する作戦』まで考えついたのです。

 

実に成長しているじゃないか!

 

そう思いました。

ポケモンGOとの思い出から、知る事の出来る子供の成長です。このゲームをやっていて良かったなあ、と思いながら今ビールを飲んでいます。

 

成長なのか? 調子に乗ってるのか?

先日妻から聞いたのですが、子供(小2)が寝言を言ったそうです。

「びっくりしたんだけど、すっごい大きい声でね」と妻

 

チルットー! チルットー!』

 

と言っていたそうです。なんでだろう、スーパーリーグ終わったのに…、もしかしたら何か悪夢でも見ていたのかも知れません。

 

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なぜ突然チルットがw

 

文字通り彼は「寝ても覚めてもポケモン」のようです。流石に少し心配になりましたが、やっぱり夢中になれるものがあるのは良いことだ、と思ったりしました。

 

さて、その小2ですが、ポケモンGOももちろんプレイしていますし『ポケットモンスターソード』にも夢中です。

 

そんな彼がある要求をしてきました。

 

任天堂スイッチ運用ルール

以前書かかせていただいたこともあろうかと思いますが、我が家ではこんなルールで運用しています。

 

・公文の宿題(英語・国語・算数)を1日分終えたら1時間プレイ可能

・学校の宿題を1日分終えたら1時間プレイ可能

・何日分やっても良い、1日分終えるとその度に1時間プレイ可能。

 

大体ですね、1日分の宿題(公文&学校)を終えて2時間プレイする、余裕があれば公文の宿題をもう1日分やって更に1時間プレイ。つまり1日最大で、3時間ゲームをしているようです。

 

身体も動かしたい

ここで妻(つまりママ)が少し心配になったようです。

「もちろん自粛期間だから家にいるのは当然なんだけど、体を動かしていなさすぎるのでは!」

 

まあ、それには同意します。確かに在宅勤務がつづく僕も恐ろしくて体重計に乗れなくなってきました。多分言うと怒るので言いませんが、その辺りは妻も同様だと思います。そこで新ルールの登場です。

 

・家の前で縄跳びを合計300回飛んだら1時間プレイ可能。

 

小2の運動レベルがどれくらいなのかちょっとわからないんですが、現在の彼の「縄跳びスキル」を申し上げると、連続で飛べるのはマックス50回程度のようです。それを6セットほどやって、合計300回を達成するとそれなりに疲労している様子が見てとれます。

宿題とどっちが楽なんだろう? と思っておりましたが日によって使い分けているようですね。

 

子供の主張

そんな毎日を送っていた小2男子から、先日こんな申し立てを受けました。内容としては

「最初の宿題(公文)1日分に限り、遊んで良い時間を1.5時間にして欲しい」

とのことです。

追加でもう1日分やった場合は1時間で良いとのことでしたので、僕には彼の意図は大体わかりました。「追加でもう1日分公文の宿題をやる」これが結構な負荷だったと見えます。ですので、最初の1日分でより長い時間を確保したかったのでしょう。

 

確かに、内容を見てると「え? こんな難しいことやってんの?」と思えなくもない計算問題に苦労しているようでした。

 

パパの受け止め方・ママの受け止め方

僕としては「まあ、いいんじゃない?」といった感想を持ちました。

今の状況が特殊ですのでってのもあるんですけど、それだけではなくて「昔のゲームと今のゲームでのボリュームがちがいすぎる」というのが、理由のほとんどです。

 

ファミコン初期世代の僕たちがやっていた、初代マリオやら、ドラクエ1,2あたりの1時間と今のゲームの1時間では、きっと意味が全然ちがうんだろうなあ、もう少し長くてもいいんじゃないかなあ、とは思っていました。

 

で、更に申し上げるとですね、こういう提案をしてくる息子に、少し嬉しかったのも本音です。親の言うことに渋々従ったりするだけじゃなくて、どこをどうして欲しいって言えるのも成長だと思ったりしたのです。

 

これに対して妻の意見は正反対でした。

ああ、もうすぐ調子に乗って!

こんな感じです。僕と違って、四六時中息子に接しているのは妻のほうですから、正確に息子のことを観察した上での意見なのかも知れません。

 

「1日2時間のゲームだってやりすぎなんだから、それ以上やるなんてとんでもない!」

 

さて、どうしたものか…

 

我が家の結論

夫婦で意見が分かれた際、どちらかの意見を採用するには注意が必要です。

この場合ですと、うっかり「いいぞ、じゃあ90分にしよう」なんて即答しちゃったりすると、息子からは感謝されそうですが、妻からは「自分だけいい顔しやがって」になりかねません。

 

「ちょっとママとパパでよく話あうから明日までに考えるよ」とひとまず先送りしました。

 

そして息子の就寝後、僕と妻での夫婦会談が開催です。

酒屋で手にいれた妻の好きなワインを用意し、ゲーム好きおじさんとしての僕の意見を冷静に、しかし情熱的に申し上げました。結論としては、渋々ではありますが、妻も了承してくれましたが条件を設定されました。

「この自粛期間だけの特例とする」

そうですね、条件付き承認です。

 

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無策で飛びこんでもまな板の鯉ですしねw ワインくらい必要です。

同じ子供の言葉でも母親と父親で、受けとめられるものが随分違います。

 

それは当たり前のことなのかも知れません。ただですね、「ほうほう、じゃどうしようか」というのを同じテーブルを囲んで、対話して決めるのきっと大事なことなんだろうなあ、と思ったりもしました。

 

今回、この会談に息子は参加しておりませんが、そもそもの発端は彼の言葉です。きちんと自分の思っていることを伝えられる環境、それを作っておくこともきっと親としてのミッションなのかも知れません。

 

というわけで、現在小2息子は起床するなり1日分の宿題を終え、まずは90分間のゲームをプレイしています。次は2時間を要求してきたりするんだろうかw

子供を夢中にさせてきたもの~そしてポケモンへの道のり

今はもう、寝ても覚めてもポケモン。三度の飯よりラプラス。そんな感じで生活を送っている我が家の小2男子ですが、もちろん最初からオーキド博士の狙い通りに育ってきたわけではありません。

 

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一番好きなポケモンは何? と聞いたところラプラス!と即答されました。なんでだろうw

僕も妻も親になるのは初めてだったので、月並みな『子が好みそうなもの』をいくつか与えてみたり、試してみたりしてきました。

 

  • 最初から興味がなさそうだったもの。
  • すぐ飽きてしまったもの。
  • そして、一大ムーブメントとなったもの。

 

こちらについて記録してみたいと思います。子供ってこちらが想像するよりも個性的です。ですので、全く他のお子様の参考にはならないかも知れません

 

 

最初から興味がなさそうだったもの

これはもう明白なんですけど、アンパンマンシリーズ、仮面ライダーシリーズ、戦隊ものシリーズです。

 

アンパンマンは、子供にとって最大公約数みたいなものだと思っていたのですが、息子にとってはそうでもないようでした。

 

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こういうのには憧れなかったのかなw

 

また、残りの2つに関しても「ふーん」といった感じで特に興味を持てなかったようです。妻が「暴力的な傾向」を嫌うので、その影響が強いのかも知れません。

男の子と戦隊モノごっこで遊ぶ夢を見ていた僕としては、少し残念だったりしますが、それは後述するシンカリオンで叶うこととなります。アタタタタ。

 

すぐ飽きてしまったもの

一か月から3か月程度ブームになったけど、結局飽きてしまったものがこちらです。

 

シルバニアファミリー

プリキュア

 

念のため申し上げますが、息子は当然男子です。男性的、女性的という言い方はナンセンスな時代なのですが、これらは女の子に好まれる傾向があるのは間違いありません。ですので、彼の友人は女の子ばかりだった気がします。

 

シルバニアファミリーは、なんと妻が幼少期に使っていたものをひっぱりだしたところ、2か月くらいはそれでばかり遊んでおりました。どうやら、家庭に見立ててのごっこ遊びをしているようでした。

 

驚いたのはプリキュアです。僕もこちらに関しての知識は全く持ってなかったのですが、敵にダメージをあたえてるんだかあたえてないんだか、よくわからない手法で相手をやっつけていました。そういうソフトな雰囲気が好きだったのかなあ。

 

まあ、何を好むかなんて好き好きよね、と見守っていたのですが、どちらもブームは短いものでした。

 

長期ムーブメントとなったもの

これは色んなお子さんがハマったりするんですけど、電車です。

電車移動がメインだったこともあるのでしょうが、もう大人顔負けの知識をぐんぐん吸収していく様子は頼もしくさえありました。

 

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電車好き少年は多そうだ

 

「233系に乗りたいなあ」なんて言われても、こっちは「なんのこっちゃ」ですが、彼は真剣です。リビングの床はプラレールの線路で埋めつくされ、所せましと電車が走りまくっています。

エネループは16本くらいがフル稼働で充電と放電を繰りかえし、ノイローゼになりそうな踏切の音(プラレール用のです)が常に鳴り響いておりました。

 

関東周辺の電車関係スポットは、ほとんど行った気がします。有名博物館から、有名な踏切(地下鉄なのに地上に出すアレとかw)、有名スポットでは「ここに明日までずっといる」と駄々をこね、親を絶望させてくれました。そして、「VVVなんちゃら方式」とか「東北新幹線の最高速は320キロ」のような、日常生活には全く役にたたない知識も覚えさせてくれました。

 

電車から派生としてシンカリオン

ご存じの方、いらっしゃいますかね。テレビ放送はもう終わってしまったんですが「新幹線がロボットになって、鉄道好きの少年がそれに乗って、敵と戦う」という、電車好き少年にとっての幕の内弁当のようなアニメがありました。

 

まあベースはロボットアニメですから、それなりに戦うわけです。

「息子と戦隊ものごっこをして遊ぶ」という僕の夢は無事叶ったわけですが、同時に「あ、もうお腹いっぱいです」という気分を満喫出来ました。

 

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戦闘的外見と言えばエビワラーですかね

 

どんどん体力がついて、腕力も強くなってきた息子の中段蹴りや、正拳突きはなかなかヘビーな衝撃です。特に朝の目覚めが「ドラゴンナックル(要はパンチです)」だったりすると、気分は最悪です。戦闘アニメなんかを好むお子さん、そのお父さんのご苦労ははかり知れませんねw

 

電車好き少年の特性

「パパがスマホで何かやってるぞ」を入口にして、今現在のポケモンライフどっぷりな小2となりましたが、こうやって振り返ってみると、それなりの土壌は既に用意されていたような気がします。

 

■ 凝り性で研究熱心

電車どっぷりだった頃にわかった息子の特性ですが、とにかく凝り性です。

線路の幅だったり、特殊なケースだったりも考慮して説明してくれたり、不思議なのは桁数の多い数字なんて教えたこともなかったのに、すらすらと言えたりしたことです。

東京から鹿児島中央って何キロか知ってる? と突然クイズをだされ、正解を教えてもらったときには「そんな数字教えたことないけどなあ」と驚きました。

 

■ 戦いも好き

これは電車というよりシンカリオンの影響ですが、特徴のある技に応じた戦い方をするのも好きです。

ポケモンの属性に近いのですが、このシンカリオンにも各ロボットごとに特徴があります。秋田新幹線は遠距離型攻撃、東海道新幹線は近接戦闘、とかそういうやつですw

特徴・特技を利用して有利な状態を作る、そして敵に勝利するという戦い方も彼の好みだったのでしょう。

 

■ 収集癖

今はもう、処分したり譲渡したりでほとんど残っていないのですが、プラレールのコレクションはすさまじいものがありました。

 

妻からは「これ以上増やしちゃだめ」との指示がありましたが、親戚関係の方々にも息子の電車好き度合い、については知れ渡っていたため、何かといえばプラレールをいただいて、博物館のようになった時期もあります。

 

そしてポケモン

「凝り性」「戦いも好き」「収集癖」この3つの要素を持った電車好き少年が、ポケモンGOに、ドハマリするのはもはや必然のような気がしませんか? 

最近、まだ残っていたプラレールの線路を処分したのですが、その時にこれに思いつきました。

 

色々な趣味が世の中にはありますし、お子さんごとに好みも違うでしょう。

ただですね、こういった特性があるお子さんにとってはポケモンGOってのはかなり夢中になれる対象になりえます。

僕自身は「何か夢中になれるものがある」これって素晴らしいことだと思っておりますが、なかなかそれだけをやれる人生が難しいのも事実です。

 

少なくとも、彼が将来「自分の好きなものをやり続けられるように」

そんな環境とスキルを手にいれられるように、手伝えることがあればなあと思ったりしました。多分それが親の役割なのかも知れません。