ポケモンの恐ろしい『とくせい』
父子で同じ趣味を持てるなんて、やっぱり幸せだよなあ、ポケモンGOすごいなあ、なんて記事を書かせていただきました。
ただ、お気づきでしょうか? 『父子』なんです。では、ママ(つまり僕の妻です)はどんな立ち位置でポケモンGOに関わっているかというと、
「完全な趣味プレイヤー」
としてポケモンGOをインストールしています。
当初彼女自身は全くやる気がありませんでした。
でもですね、聞くところによるとママ友たちでのポケGOプレイヤーも何人かいたり、息子は息子で交換相手が増えるのを喜んだり、といった状況で、どちらかというと「渋々」インストールしておりました。
まあ、そんな前提で話を進めます。
もうポケモンGOは一息で、今はソードシールドに夢中な息子は、その日の冒険のことなどを夕食の時間にもたくさんお話してくれます。
実際最新のポケモン事情にすっかり疎い僕は「え? ポケットモンスターなのにデカくなるの?」とか「なにそれ? そんな仕組みでやってんの?」とかちょっとした大学の講義みたいな夕食の時間を過ごしているのですが、ママはもちろん参加できません。
「あら、かわいい」とか「ちょっとおっさんみたいで、いやだなあ」とか見た目オンリーで、ポケモンをチョイスするママに、いくら『GOバトルリーグの切なさ』を力説しても、それは無意味ですねw ましてや「ソード」なんて知らないポケモンだらけですし、システムもよくわからないし、で同調の余地すらない状況です。
ポケモン教授の息子による講義をありがたく拝聴する僕。ちょっと無口なママという夕食時の様式美が出来上がっておりました。ママも会話に参加したいだろうなあ、なんて思っていたのですが、知らないものは仕方ありません。
ところがですね、このママがものすごい反応を示した会話が昨晩ありました。
僕は知らなかったのですが、今のポケモンには『とくせい』という要素があるようですね。どうやら、「そこにそのポケモンが存在するだけで発動する効果」だと認識しましたがいかがでしょう?
例えば機嫌の悪い妻がもつ『とくせい』はなにかと聞かれれば「威圧」。
それを目の前にした僕は、普段の能力が半分以上マヒして使えなくなってしまうとかそんな感じでしょうか?(あくまで例ですw)
「えーとね、『かんそうはだ』って『とくせい』があってね」と息子。
「なにそれ!」と突然反応するママ。
「えーとね、炎タイプの技だとダメージが増えてね…」
珍しく反応したママに、生徒が増えたことを喜ぶ息子。
「とにかく名前が最悪だわ、なに『かんそうはだ』って、ああ、すごくいや」
なるほどw 確かに女性にとっては大敵ですね、乾燥肌。
その後ママは息子の講義を受けることとなりました。
どのポケモンが『かんそうはだ』なのか、ポケモンの世界ではどうなってしまうのか…w
ママは自分のスマホをチェックして、グレッグルが手持ちに存在しないことを確認するとなぜかほっとしたようでしたw
実に面白い
と僕は思いました。こうやって現実世界とリンクしながら、少しずつ会話の間口が広がるのもポケモンのすごいところかも知れませんね。